悪質なシロアリ駆除業者の手口を公開!

悪質なシロアリ駆除業者の手口を公開!

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シロアリ駆除はプロに依頼する事が一般的ですが、中には「悪質な業者」も存在します。

しかし、何をもって「悪質」なのかが判断ができないとトラブルに巻き込まれる確率が上がってしまうため、この記事では悪質業者の手口を紹介しながら一般的な駆除業者との違いについて解説していきます。

最後に、万が一悪徳業者の被害に遭ってしまった際の対策も載せているので参考にしてみてください。

 

シロアリ駆除までの一般的な流れを知ろう


まずは一般的な駆除の流れをおさえておきましょう。

調査は基本無料で、お客様側から業者に依頼連絡をし、調査と駆除の依頼をすることがほとんどです。

突然営業マンが家にやってきて、無料調査をすすめるというような事はまともな業者は行いません。

それではまず、一般的な業者の問い合わせから現地調査までの流れを確認していきましょう。

 

<問い合わせから現地調査までの流れ>

・お問合せ・日程調整 電話やメールにて現地調査の日程調整

・現地調査 1~2時間ほどでシロアリの主な発生源である床下・外構まわり

住宅基礎・水回りの窓や枠・玄関まわり・柱・押し入れの中など調査します。

・調査結果報告・見積もり 状況の報告と見積もり書の受け取り

 

問い合わせから現地調査まで上記のような手順を踏み、駆除を開始します。

駆除後はアフターフォローとしてサポートがつく形が一般的です。

 

それでは、悪質業者はどのような手口で訪ねてくるのか確認していきましょう。

自分は被害に遭わない!と思っていても年々手口は巧妙化し、まともな業者の名前を名乗って訪問してくる業者もいるので注意が必要です。

 

シロアリ駆除業者の訪問に注意!


悪質業者は訪問で訪ねてくるケースが多いのはご存じですか?

インターホンをしつこく鳴らしたり、大手の業者を名乗ってドアを開けさせるのです。

 

<悪質業者の訪問トーク例>

今ならこの地区限定の無料点検キャンペーンを実施しています

近所でシロアリ被害が出たのでついでに床下の点検をしに来ました

○○役場の○○課のものです。少しお話よろしいですか?

○○ハウスから定期点検に参りました

 

など、悪質業者はまずこういったトークで点検のきっかけを狙ってくるのです。

ほとんどの家では断られますが、1件でも成約すれば良いため悪徳業者の訪問は現在でも無くならないのです。

 

こういった一般の業者か疑わしい訪問があったら、

すぐに契約をしては絶対にいけません。事前に以下のポイントを確認しましょう。

 

悪質業者の被害に遭わないための4つのポイント


・前もってシロアリ駆除業者を探しておく

・複数の業者に見積もりを取りおおよその相場を把握しておく

・業者がハウスメーカーを名乗っていたら、まずはハウスメーカーに確認する

・名刺をもらい、すぐに連絡せずネットで評判を調べる

 

広告に潜む悪質業者


悪質業者の中には、シロアリの発生時期4~5月に合わせてネット広告の配信を行ったり、

チラシをばら撒く業者もあるので注意が必要です。

「今なら限定で半額!」「㎡あたりの相場の70%オフ!」など相場がわからない方に

「この価格ならお得だな」「今だけなら問い合わせてみようかな」と思わせるのです。

ここで、相場の算出方法について解説していきます。

シロアリ駆除の費用については一般的に「㎡単価」で設定されています。

つまり「シロアリの駆除費用=薬剤を散布する面積×㎡単価」で算出できるのです。

㎡単価については業者により異なるため、ここはよく確認しておきましょう。

ちなみに、2023年の調査によると、シロアリ駆除の費用相場は㎡あたり1,693円でしたので、参考にしてみてください。

こういった大体の相場よりも「お得さ」を前面に出している業者は悪質業者でなくても施工の質が低いなどの問題があるため、いきなり問い合わせを行わず、ネットで検索をしたり、口コミを確認するようにして被害を未然に防ぎましょう。

 

悪質業者の床下点検の方法


床下は自分で確認するのが難しい場所なので、きちんと点検しているか不安ですよね。

そのため、一般的な駆除業者は床下点検の際に下記のような項目を実施する事でお客様に安心感を与えています。

 

・現地調査の日程調整を事前にしっかり行う

・点検口付近を養生し、作業着を着替えるなど床下の汚れを地上に持ち込まない

・写真やビデオ通話アプリで作業場所をお客様に確認してもらう (不要な私物を床下に置き、その日、その時間の点検である事を証明する)

・点検後は写真や報告書をお客様にお渡しする

・点検時間は1~2時間 

 

一方で悪質業者の場合は、床下には入るものの、目的は点検ではなく契約を取ることなので、

以下のようなずさんな床下点検を行います。

 

・点検口の確認や養生の相談の必要があるのにも関わらず、訪問当日に床下点検をする

・口頭のみで「床下がシロアリに喰われていてボロボロ」 「すぐに駆除しないとこのままでは住めなくなる」などと言う

・床下の湿気やカビがひどいので駆除と一緒に床下換気扇も導入しましょうなどと言う

・床下や木材の被害の様子を写真で見せて説明してくれるが、実は他人の家の床下の写真だった

 

というような被害事例が確認されています。

写真を撮った際の日付や時間の他、自分の家の床下の写真だという証拠を必ず提示してもらいましょう。

 

悪質業者は契約を断りにくくするプロ


悪質業者はとにかく家に入れないことが大事です。「無料の点検だけであとは断れば良いか…」

という軽い気持ちで家に入れてはいけません。

悪質業者は相手を騙すためならあの手この手で契約を迫ってくるのです。

中には、「なかなか業者が帰ってくれず、早く帰ってほしいので仕方なく契約書にサインをしたら、駆除費用は現金で60万円が必要です。」と、確認や説明が不十分なまま高額な駆除代金を迫られたというケースもあり、かなり悪質ですよね…。

 

以下に悪質業者のよくある手口をまとめたので、確認していきましょう。

 

・無料や限定というワードで床下点検にこぎつける

・床下がボロボロで一刻も早く駆除しないと住めなくなるなどと言って不安を煽る

・床下換気扇などお客様の無知につけこんだ高額な商品を売りつけてくる

・「今なら20万円値引きします!」「今なら半額キャンペーン中です」など、値下げして断りにくい状況を作ってくる

・その場で契約を迫り、考えさせないようする

 

などがあげられます。

 

断りにくい状況を作るのが悪質業者の代表的な手口とも言えます。

一般的な業者であれば、自宅によほど甚大な被害が出ていない限り契約や施工を急かしません。

なぜなら、シロアリの被害が目に見えてわかる状態(家の中にシロアリが出た・柱や畳にかじられたような跡がある)であれば、ある程度シロアリの被害が進行した状態であると言えます。

そのため、数時間や数日で状況が著しく変わる可能性は低く、調査後も相見積もりを取る時間やお客様にじっくり検討してもらった上で駆除作業の契約に入る。または、依頼を見送るのが一般的です。

 

悪質業者の施工時間は短い


悪質業者は、工事時間が非常に短いのが特徴です。

工事時間は1~2時間くらいだったという事例もあります。

「床下に薬剤を散布したのでもう大丈夫です」と説明され、

確かに床下を覗く程度に確認すれば、散布の後で木材や床下が濡れている様子はわかるかもしれません。

しかし、

・どのような薬剤をどのくらいの濃度で使用したのか

・消毒を行ったのは木材なのか、土壌なのか

 

などは、業者側がきちんとお客様に説明をしなければ、お客様側では薬剤が適切に使用されたかも、駆除がしっかりできているの状態なのかもわからないのです。

 

一般的な駆除業者の工事は、半日ほどかかります。

そこに補修作業なども入ってくると更に時間がかかります。

長いと思われる方もいるかもしれませんが、お客様にとって安全な方法で駆除を行うため

、説明や現場の養生、清掃等も含めると通常このくらいの時間はかかるのです。

また、一般的な駆除業者は日本しろあり対策協会へ加入をしており、「しろあり防除施工士」が在籍している場合が多いです。

 

しろあり防除施工士とは

シロアリ・腐朽・木材・薬剤・建築・防除施工に関する知識を持っています

  • 防除施工標準仕様書に則った確実な施工を行います
  • 協会が認定した薬剤を使用して施工します
  • 安全管理基準を遵守し、安全な施工を行います
  • シロアリ防除をとりまく最新情報を学んでいます

出典:日本しろあり対策協会「しろあり防除施工士

 

資格がないからといって悪質とは言い切れませんが、しろあり防除施工士が在籍している業者は確かな業者や知識を持っている業者なので、業者選びに迷ったら有資格者のいる業者を選びましょう。

 

悪質業者のアフターフォローに注意


通常、一般的な駆除業者の保証期間は最長5年間です。

これは日本しろあり対策協会で定められている期間であり、薬剤の効能が最長5年ほどのためです。
また、過去には10年保証の時期もありましたが、健康被害や環境面への配慮から現在は5年保証が主流です。

※ただし、シロアリ駆除の最新薬剤「アルリセット」を使用している業者は10年保証が可能な場合もあります。

「アルリセット」は日本しろあり対策協会の認定薬剤として高い安全性と効果が認められている薬剤です。

10年保証は一見お得に思えますが、現在はアルリセットに対応可能な業者は非常に少なく、大手の業者でも5年保証がほとんどです。

また、引っ越しを行った場合は保証が無効となるため、10年保証ならお得とも言いにくいのが現状です。現在は主流である5年保証をおすすめします。

 

以上のことから、悪質業者が「他社は5年保証ですが当社は10年保証ですと」とうたっていてもお得と言い切れない事がわかりますね。

また、契約書をよく確認すると、実際は「10年間点検は無料だけど、再施工の際は有料」と書かれている場合も多いようです。
もし10年保証の話をされたら、「アルリセット」という薬剤が使用されているか必ず確認するようにしましょう。

使用されていない場合は悪質業者である可能性が高いでしょう。

他にも、点検を依頼しようと連絡したら電話が通じなかったという被害も確認されています。

一般的な業者に依頼する際も、保証内容は業者により多少異なる場合があるため、良く確認するようにしましょう。

 

口コミや評判を確認して悪質業者との契約を避けよう


では、悪質業者やそうでない業者を見分ける方法はあるのでしょうか。

ここではおすすめの口コミや評判の確認方法があるので紹介していきたいと思います。

この方法は本来であれば、自分に合った業者を探すときに活用するものなので、

悪徳業者を避けて自分に合った業者見つけたい方もぜひチェックしてみてください。

 

悪質業者との契約を避けるためには、Googleマップの口コミを確認するのがおすすめです。

その他、

・サイトに記載されている口コミやお客様の声をよく確認する

・くらしのマーケットなどの業者紹介サイトの口コミを確認する

といった方法があります。

 

今回は最も一般的なGoogleの口コミを確認する手順を紹介していきます。

 

1.GoogleマップGoogleマップ(google.co.jp/maps/)を開き、業者の名前を検索する

2.業者の名前がわからない時は、「シロアリ駆除」と検索すれば近隣の業者が表示されるのでチェックしていく

3.表示された口コミをクリックし、内容を確認する

 

Googleマップで口コミを確認する際は、評価よりも「口コミの数が多い業者を優先的に確認する」と良いでしょう。

口コミの数が多いという事は、実績の数が多いといえます。

逆に口コミが少なすぎる業者は実績が少ないか、下請け業者の可能性があります。

Googleの口コミは業者側では勝手に操作することはできないため、低評価の理由も確認してみるようにしましょう。コメントへの返信を行っている業者もいるため、評価やコメント、返信内容などを確認し、総合的に業者の情報を把握することで悪質な業者を避けて駆除を依頼する事ができます。

 

悪質業者と契約してしまった時のキャンセルの仕方


まず、大前提として一般的な駆除業者は初回の訪問で点検や駆除をすすめる事ありません。

もしこちらから業者を呼んでいないにも関わらず、訪問による悪質業者の被害に遭ってしまった場合は、早急にクーリング・オフを行いましょう。

クーリング・オフは訪問販売にのみ適用される、契約の解除を行える制度です。

条件として、契約で書面を交わした日から換算し8日までは制度が有効となります。

詳しいクーリング・オフの手続き方法は国民生活センターのサイトに詳しく記載されていますので、こちらも事前によく確認しておく事がおすすめです。

参考:独立行政法人国民生活センター

 

まとめ


ここまで悪質業者と一般な業者の違いについてまとめてきましたが、

事前に悪質業者の手口や情報を知っておく事で、少しでも被害に遭う方を減らしたいという方は本記事を参考にしてみてください。

また、悪質業者と契約をしてしまった際も、条件によりキャンセルが可能という事を念頭に、1人で悩まず消費生活センターなどに早めに相談するようにしましょう。

「絶対に悪質な業者を避けたい」「信頼できる業者にお願いしたい」という方には住空間本舗のシロアリ駆除がおすすめです。
しろあり防除施工士が親切・丁寧に調査を行います。調査とお見積りは無料です。
「他社と検討したいから見積りだけお願いしたい」というご要望にもお応えします。

当社では床下調査の際に日付や時間がわかるカメラやビデオ通話アプリを使用して、リアルタイムで調査報告を行っております。お客様からも説明が丁寧でわかりやすいとご好評をいただいている調査ですので、少しでも不安な方は一度、住空間本舗の無料の床下調査を行いませんか?


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